« 中の島 | メイン | 迷宮の京都 »

『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』

先週の土曜日に京都シネマで見ました。

ゲーリーが建築をつくる方法というのは、結構古典的なのではないか、というのが見終わった後の印象です。古典的という意味は、プロポーションに美を求めているということです。どの角度からみても美しい形というのがあるはずだというのが彼の確信で、その形を求めて模型の検討を繰り返します。絵画での画面構成(たしかコンポジションと呼ばれていました)と同じものが、建築にもあてはまるとゲーリーは語ります。よく考えてみればあたり前のことです。古典とは構成の美だったはずなのです。彼の建築が古典の対極として扱われてしまっていること、それは彼の責任ではなく、われわれの責任というべきでしょう。美としての建築から逸脱しているのは、われわれの側かもしれません。

About

2007年07月17日 12:57に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「中の島」です。

次の投稿は「迷宮の京都」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。