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2008年11月 アーカイブ

2008年11月15日

ニホンザル

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 山科区にニホンザルが出没するという話題は以前から知っていましたが、先月はじめて本物に出会いました。場所は、国道1号線の東山トンネルの手前です。山科区は、どこにいても、1kmも行けば山に突き当たるような地形なので、サルが出てきても不思議ではないのですが、やはり動物園以外でサルを見ると、ちょっと不思議な感じがします。

 3匹が歩道に出てきて、柿をかじっていました。近寄るとすぐに藪の中に逃げていきました。警戒心は強いようです。

2008年11月19日

小室サウンドとは何だったのか

 小室の曲をあらためて聴いてみて、ぼくの中では完全に過去の曲になってしまっているのに気づき、軽い驚きを覚えました。

 毎年何百という曲が生まれ、その99%以上がすぐに忘れられていきます。そうした忘れ去られた曲を何かの偶然で聴いたときのような、既視感をともなった虚脱を小室の曲に感じたのです。

 小室の曲には、高い志しがあると思います。革新性といってもいいと思います。でも音楽が残っていくのにはそれだけでは十分ではないのだとも思います。才能が消費されていくスピードの速さといってしまえばそれまでですが、しかし普遍性というところにまで到達できなかった小室の限界というのもあると思います。

 小室の曲は、たぶん彼が選択したキャラクターによってしか演奏できないでしょう。華原朋美の曲にしても、彼女より上手な歌手が歌っても様にならないし、かといって、それより下手な歌手には歌えないという、微妙なバランスの上になりたっています。また小室の曲は、彼以外の編曲は受け付けないでしょう。小室サウンドとは、小室自身による編曲の魔術であり、他の人が編曲すれば、それは凡庸にしか聞こえないはずです。つまり彼の世界の中で完結しているのです。この時点において、曲が他のアーティストによってアレンジされ、歌い継がれていくという普遍性につながる部分が排除されているのだと言えます。

 歴史的に例えるなら、彼はリストに相当する人物なのかもしれません。現代からみれば、リストはそれほどポピュラーな音楽家ではありません。同じ時代の人物ならば、ショパンの方がはるかにポピュラーです。膨大な数の作品を残しているにもかかわらず、リストの曲でよく演奏される曲は限られています。しかし、生前の評価は逆なのです。スタープレーヤーといえばリストの方なのです。それにいろいろな実験的な試みを取り入れようとしたのもリストです。

 リストは、華麗なピアノの演奏テクニックによっても人々を魅了しました。彼の作曲した曲は、彼以外には演奏できないような技巧をこらした曲でした。そういう意味では、彼は自分の中で完結していたとも言えます。

 革新性が、その革新性の故に自己完結に陥り、歴史から脱落していくこと、それはたぶんいつの時代にでもあり得ることなのでしょう。

2008年11月27日

地震被災建物応急危険度判定訓練

 11月22日に舞鶴で行なわれた、地震被災建物応急危険度判定訓練に参加しました。京都府の主催で毎年行なわれています。都合がつけばできるだけ参加するようにしています。

 応急危険度判定というのは、地震で被災した建物を一軒ずつ調査し、そのまま使い続けることが可能かどうかを判定するものです。余震で倒壊の恐れがある建物には「危険」という判定が為されます。立ち入り禁止にする等の強制力はありませんが、住民に注意を喚起し、二次被害を防ぐことを目的として判定が行なわれます。この制度は、阪神淡路大震災の後に定められました。

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 訓練は、実際の倒れかけた建物をモデルとして判定する形で行なわれます。モデルになるのは、解体予定の、老朽化した府営住宅です。老朽化しているといっても、骨組みはしっかりしていますから、重機で人為的に力を加え、骨組みを変型させています。問題はこの力の加え方です。地震では地面が揺れるので、力が建物全体にかかります。しかし重機の場合は、どうしても部分的にしか力をかけられないので、変形が不自然になります。今回モデルになった建物では、とりわけそうした不自然さが目立ちました。たとえば、外周の柱はまっすぐなのに、内部の柱が大きく傾いているとか。

 解体予定の建物が利用できるということならば、もう少し地震の実情に近い壊し方をすれば、地震の現場を見たことのない参加者にとっても、わかりやすい訓練になるのではないかと思います。一番いいのは、建物を振動台に載せて揺すってみることですが、費用がかかりすぎるので、これはたぶん実現しないでしょう。

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