床材の選択は、居心地に大きく関わってきます。なぜなら、人は床で住宅と接触しているからです。見た目だけでなく、足触りや、滑りにくさ、温熱感、耐久性など、いろいろな性能が床材には必要です。 どんな生活スタイルかによっても、床材の選択は異なってきます。スリッパを履かずに過ごすというスタイルならば、お勧めしたいのはヒノキの無垢フローリングです。適度な弾力性があるので、歩いても疲れにくく、また吸湿性があるので、夏でも不快に感じることがありません。
床暖房を設置することも可能です。無垢材は床暖房に適さないと言われますが、よく乾燥した材料を使えば大丈夫です。たしかに、使っている間にわずかな反りが出ることはあります。しかし削り直せば元に戻りますし、そうやって使い込んでいけるというのが、無垢材のメリットでもあります。
左の写真は、土間に瓦を敷いた例です。同じ焼物とはいえ、歩行感はタイルとは微妙に違います。少しソフトで温かみのある感触です。 住宅で使える自然素材は、探せばまだまだたくさんあるはずです。生活スタイルに合わせて、もっと自由に選んでみるのもいいのではないでしょうか。